遺族年金の請求をされる方につきましては、
今後の生活のこともありますので、遺族年金を請求してから、
どれくらいの時間で支給決定されるか、気になりますよね。

ましてや、
「内縁関係の遺族年金請求だから、結果が出るまでに相当な時間がかかるのではないか？」と、不安になられる方もいると思います。

今回は、結果の通知が届くまでの時間について解説したいと思います。

スムーズにいくと、１～２か月程度で結果の通知が届きます。

結論から申し上げますと、

内縁関係及び生計同一関係を証明する資料が十分に整っており、不備が無ければ、請求後、１～２か月くらいで遺族年金の決定通知書が届きます。

一方で、

たとえば、内縁関係でも住民票の住所が別であるだとか、難しい案件の場合で

・証明資料は不足している
・申立て内容に気になる点がある

ということがあると、

年金事務所から一旦、請求書類一式が返戻される上、お二人の内縁関係に関するお尋ねの照会文書が送られ、それに回答するという作業が発生することがあります。

そのため、回答に要する時間の分だけ、結果が出るまで時間がかかることが想定されます。

なお、年金事務所からお尋ねの文書が届くということは、

・初回提出の分の資料だと認められない状況
・あるいは、このままでは認められるか微妙な状況

ということが考えられますので、再度、お尋ねで提出を求められた資料が無いか探してみてください。
何らかの資料は添付して提出した方がいいでしょう。

重婚的内縁関係のケースは、４～６か月程度かかるかもしれません

重婚的内縁関係のケースの場合は、戸籍上の妻の方に対して年金事務所が調査を行う為、時間がかかります。

また、相手がいる事案になりますので、審査に関しても結論を出すまで時間を要することが多いです。

そのため、結果が出るのに４～６か月程度時間がかかることがよくありますので、長期戦を覚悟しておいてください。