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市営住宅が理由で遺族年金の受給が難しくなる内縁の妻
公開日: 2017年2月15日
更新日:2020年5月25日
内縁関係の遺族年金を専門にしている当センター。だから、よく聞く相談事例。ほんとに多いんです。
「同居してたけど、住民票の住所は別」
このパターンに、よくありがちな事情です。市営住宅に住んでるので、住民票の住所は別。
このパターンに、よくありがちな事情です。市営住宅に住んでるので、住民票の住所は別。
どういうケースかと言いますと、
1.内縁の夫が持ち家。内縁の妻は市営住宅。内縁の夫の家で共同生活
なぜ、市営住宅から持ち家に住民票の住所を移さないのか?
・内縁の夫が亡くなったら、内縁の夫の家から出ていなかなくてはならなくなる。そうすると、住む家がなくなってしまう。市営住宅の家賃であれば、払える金額なので、入居資格を保持していたい。
・子供が市営住宅で生活できるように、入居資格を持っておきたい。
2.内縁の夫が持ち家。内縁の妻は市営住宅。内縁の妻の家で共同生活
なぜ、持ち家から市営住宅に住民票の住所を移さないのか?
内縁の妻しか入居資格がない。内縁の夫が住民票の住所を市営住宅に移すと、内縁の妻は市営住宅から退去しなくてはならなくなる。
市営住宅だから、お互いの住民票の住所を同一にできない。
そうすると、遺族年金の請求において生計同一関係を主張する上で、住民票の住所は異なっていたが、同居していたことを証明しなければならなくなります。
となると、遺族年金もらうためのハードルが上がっちゃいますよね。もちろん、住民票の住所が別だけど、一緒に生活している資料をお持ちであれば、可能性はありますけど。
逆にそういったものがなければ、生計同一関係が証明できないので、遺族年金もらえませんよね。
だから、きちんと一緒に生活していたことがわかるもの。きちんと残しておきましょうね。
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